2012年4月13日金曜日

しばらく休刊します

NHKラジオ第一で毎週4回、土曜日の朝放送されていた亀井肇さんの「当世キーワード」は、先月の第4回目を最後に、新年度に入ってから、放送が中止されました。
従って、このブログの更新を当面、中止いたします。

なお、長らくストップしていたブログ「らむぶらー」を近く再開しますので、こちらをご愛読いただければ、幸甚です。→http://wwwgauna.blogspot.jp/

2012年3月24日土曜日

当世キーワード(20120324)


NHKラジオ第1 亀井肇さん(新語アナリスト)の「当世キーワード」による。
( )内は、古谷敏郎アナ。

1)ポタガール
「ポタリング ガール」の略が「ポタガール」なんですね。(はい)ポタリングというのは、街や観光地などを自転車でうろうろすることを意味してるわけなんですね。(はい)
つまり、散歩感覚でおしゃれに自転車を街乗りする若い女性を指して「ポタガール」と呼んでいるんですね。
ただ、似た言葉としては「チャリガール」があるんですけれども(えゝ)、ママチャリに乗って通勤や買い物などに行く女性を指すんですけれども、ポタガールの場合には、スポーツタイプの自転車に乗って、自転車ファッションに身を包んでいる場合が多いンですね。(ほう)
チャリガールがあくまでも自宅付近を自転車でうろうろするのに対して、ポタガールの場合は、サイクリングロードなどを使って、1日30キロ、40キロと遠出する場合も多いようですね。(へー)

2)空飛ぶ電車
いわゆる格安航空会社、LCCと略しますけれども、この格安航空会社が飛ばすような航空機を指して「空飛ぶ電車」と呼んでいるんですね。(はい)
徹底的にサービスを絞ることによって運賃を安くすることで、電車を利用するような感覚で飛行機を利用してもらいたい、という願望が込められているわけなんですね。
ある大手航空会社が格安航空業界にのりこむためにつくった子会社の社長が、運賃発表の記者会見で、この「空飛ぶ電車」という表現を使っているんですね。
徹底したコスト管理と付帯サービスを有料化することで、低価格化を実現すると説明しているわけですね。
最初から飲食物や荷物の預かり手数料などのサービスをはぶいた基本運賃をもとにして、座席指定だとか、飲食物などを有料の選択制にすることによって、そうしたサービスが不要な利用客に対して、安く乗れるようにしょうというものなんですね。(はー)
電車ではあくまでも基本運賃がチケット代金であって、座席指定などはオプションであることに基づくものなんですね。

参考:http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120301/229303/?rt=nocnt

3)空気系
ほとんど劇的な筋の展開はなく、ただただ、ゆったりとした日常を描いたアニメが「空気系」と呼ばれているんですね。(はい)
かつての部活動を描くアニメは、スポーツ根性ものに代表されるように、汗まみれとなって練習を続けて、最後には勝利を獲得するといったものであったんですけれども、最近の作品は、こうしたスポ根ものは姿を消してしまったようなんですね。(ふーン)
空気系としてよく知られているのが、軽音楽部でバンドを組む女子高生たちを描いた軽音なんですね。普通、軽音楽部のアニメとなれば、楽器を弾くことができなかった学生たちが集まってきて、一生懸命に練習をして、どうにかバンドの形態をなすようになって、最後はコンクールで優勝するといったものが考えられるんですけれども(えゝ)、このアニメではほとんど練習しているシーンは描かれていなくて、部室でお茶を飲みながら、のんびり、おしゃべりをするシーンが圧倒的に多いようなんですね。
ほのぼのと、安心して見ることができるというのが人気の要因、と言われていますね。

4)キャシュモブ
フラッシュモブの発展系がキャッシュモブなんですね。(ほう)で、フラッシュモブというのは、インターネットの掲示板において、ある特定の日時に、ある特定の場所に、不特定の人たちが集まって、その集まった人たちが全員同じパフォーマンスを行うという行為を指しているんですけれども、このフラッシュモブと同じように、ネットの交流サイト、いわゆるSNSを通じて集まったメンバーたちが、その指示された商店街において、一斉に買い物を行う行為がキャッシュモブなんですね。(はい)
主催者が商店街やお店と日時を決め、SNSを通じて賛同者を募るわけなんですね。
で、その決められた日時に集まったメンバーたちが商店街だとかお店にそろって出向いて、一定金額で買い物をするというシステムなんですね。(はァ)
主催者は、商店街やお店からは金銭的な見返りは一切受けることはないわけなんですね。
参加者たちは、ネットで会話を交わしていた人たちといっしょに買い物をするという楽しさがあるわけなんですね。
最近アメリカで発生し、全米各地に拡がっているといわれているんですけれども、(はい)スーパーなどが進出して、すたれそうな商店街などのニュースがあると、こうした動きが起こると言われていますね。(ほう)

2012年3月17日土曜日

当世キーワード(20120317)


NHKラジオ第1 亀井肇さん(新語アナリスト)の「当世キーワード」による。
( )内は、古谷敏郎アナ。

1)ソーシャル マーケティング
企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)、これをCSRと略しますけれども、この社会的責任を果たしながら、企業が自社の製品の市場拡大にも熱心に取り組む販売活動が「ソーシャル マーケティング」と呼ばれているんですね。(はい)企業が世界的レベルにおける貧困や環境といった社会問題の解決に対して積極的に取り組むこと、それ自体がその企業の製品の売れ行きにも結びつき、お客さんの創造に結びつくという考え方なんですね。
例えば、ある会社は主力製品のフリースなど、全製品を回収し、その中でまだ着られる衣料品は国連難民高等弁務官事務所、UNHCR (United Nations High Commissioner for Refugees)の協力を得て、海外の難民キャンプに届けることがよく知られているわけです。
これはCSRにおける企業イメージを高めるためと思われているんですけれども、それだけではなくて、難民キャンプ近辺の、出店できないような地域においても、その企業のブランドを知ってもらうことに結びつき、それは将来的には世界マーケットの拡大につながることになると言われていますね。

2)ジェネレーションC
日本語では「C世代」と訳されるんですね。(はい)
Cというのは、コンピュータ(Computer)のC、「接続する」という意味のコネクティッド(Connected)のC、「変革」の意味のchangeのC、共同体、コミュニティCommunity)のC、「共同体」のコミュニティ( Community)のC、あるいは「創造する」createの頭文字のCなど、それぞれの頭文字をとったものなんですね。(なるほど)
コンピュータとインターネットで世界につながることが当たり前の時代に育った若者たちの間、アメリカで生まれた言葉なんですけれども、日本では経済成長を知らない世代と重なると定義されているんですね(はあ)。
オープンでフラットな関係を好んで、インターネットの利用でコンテンツを発信し、情報を共有し、政治や企業に透明性を求めるという共通性をもっているわけですね。

3)自主生産出版
出版業界大手の会社が今年の春から始めた業務の一部が「自主生産出版」なんですね。(はい)
これまで、出版社というのは編集を行ったあとは、印刷会社だとか製本会社に仕事を依頼し、業務分担を行っていたんですけれども、印刷や製本など、すべてを自分の会社で行おうというものなんですね。(はァ)
少部数用の印刷機と製本機を導入し、必要な部数だけを自分の会社で生産して、在庫を減らし、コストを削減する目的があるわけなんですね。1時間で1,000部つくることができて、月産20万部を目指してるんですね。(ほう)
で、この会社の文庫の場合は、初版は10,000部、重版は2000部前後が最低部数となっているんですけれども、印刷、製本会社を使わず自分の会社で作れば、部数の多少で製造コストが変わらないために、初版部数を減らしたり、注文があった数百部だけを生産することができるわけですね。(はー)

4)カタログ店舗
通信販売やインターネット販売の会社が都心などに設ける店舗が、「カタログ店舗」と呼ばれているんですね。(はい)
通信販売やネット販売はカタログや画面の写真を見て注文し、それが宅配便で届けられるので、消費者は店舗まで出かける必要はないわけなんですね。
しかし、消費者の中には、靴や洋服などは実際に試着して自分の身体に合っているかどうかを確認したり、品物の素材の感触などを確かめてから購入したいと考える人も少なくないわけなんですね。(はァー)
そうした人のために、通販会社やネット会社では、通販カタログに載せている品物はすべて店舗に並べて、消費者が確認してから購入できるようにする会社が増えているわけですね。
消費者のなかには、自分のサイズがわからないと悩む人も多く、通販で対応できない部分をカタログ店舗で対応する部分が増えているんですね。
消費者もなじみのある商品はカタログやネットで注文し、そうでないものは、お店で試してから購入と、使い分けする人も多いわけですね。




2012年3月10日土曜日

当世キーワード(20120310)


NHKラジオ第1 亀井肇さん(新語アナリスト)の「当世キーワード」による。
( )内の相づちは、聞き手の古谷敏郎アナ。

1)職近(しょくちか)・親近(おやちか)
ある情報雑誌が今年の住宅選びのキーワードとして予測した言葉が、「職近・親近」という言葉なんですね。(はい)
東日本大震災の教訓から、消費者が購入する家としては、職場や親元に近くて安心できるものが好まれると予測しているわけなんですね。
実家が近くにない場合は、多少狭くても職場から徒歩で帰宅できる職近かのマンションが、実家が近ければ親近かの二世帯住宅が、それぞれ選ばれる傾向が強くなると予想しているんですね。(ほゥ)
去年3月の震災の時に、職場から遠く離れた自分の家に戻るために苦労した帰宅難民の経験から、万一の際に家族を守れる生活スタイルに注目が集まっていると分析しているわけなんですね。(ほー)
とくに職近かの場合は、自宅の間取りが狭いものとなってしまうために、大きな荷物を貸倉庫に預けたり、両親が遊びに来たときには、マンション内の共用ゲストルームを利用したり、外部の施設を活用するクラウド発想も強まるかも知れないと、その情報雑誌では予測をしていますね。

2)マルシェ(Marché
フランス語で「市場」という意味なんですけれども、最近、日本では「都市型市場」として使われているんですね。(ほう)
正式には農林水産省が支援して2009年に始まったプロジェクトのマルシェ・ジャポンと言い、現在、15の都市で定期的に開かれているわけなんですね。
新潟は魚介が充実し、仙台は東北の郷土食材も扱うなど、個性があるわけなんですね。(ほう)
都市住民が気軽に農家と出会えるように、農村の生産者らが土曜日や日曜日などに都市を訪れて、ビルの前の広場などで農産物を販売する市場なんですね。
生産者が農産物を運んできて販売しているので、食材が収穫されるまでの過程だとかエピソードを聞いたり、おすすめの食べ方などを質問しながら買うことができるわけなんですね。
消費者も何を買うかを決めずに出かけてきて、そこで農家の人たちと話しながら、おいしい野菜を購入する楽しみがあるようですね。

3)棒付きチョコ
棒の先端にチョコレートを付けたもので、そのまま食べることができるし、暖かいミルクに溶かせばホットチョコレートとして飲むことのできるタイプのチョコレートが棒付きチョコなんですね。(ほー)
ホットチョコレートはココアとは違って、原料のカカオの脂肪分、ココアバターが多く、濃厚な味わいが特徴となっているわけなんですね。
一般的なホットチョコレートは、均一に溶かすのには手間がかかるんですけれども、棒付きチョコは、2~3分で溶けるのが特徴となってるわけなんですね。(ほう)
ここ数年、日本のチョコレートのトレンドは、海外からのボンボンショコラ、いわゆるつぶチョコが主流だったんですけれども、最近はカカオ粒子のチョコへ回帰する動きがあり、カカオの風味を感じやすいホットチョコレートが手軽に味わえる棒付きチョコも注目を集めているわけですね。
【参考】http://news.livedoor.com/article/detail/6247222/

4)年明けうどん
年越しそばが1年の終わりの大晦日に食べるのに対して、元旦から15日までに食べる赤い具をそえたうどんが「年明けうどん」と呼ばれているんですね。(はい)
香川県の製麺業者などでつくっています[年明けうどん普及委員会]がこうした規定を定めているわけなんですね。(はい)
四国の讃岐地方では、正月をはじめ家族や知人が集まる場で、うどんをふるまう風習が昔からあったんですけれども、香川県の讃岐うどん関係者たちが年越しそばに並ぶ行事として広めたいとして、2009年の正月頃から使い始めたようなんですね。(はァ)
普及委員会では、ロゴマークもつくって全国の製麺業者などに無料で提供しているわけなんですね。(はい)
太くて長いうどんは長寿を祈る縁起物で、白いうどんに赤い具をいれれば「紅白でめでたい」というアピールがうけて、全国に拡がりつつあるようなんですね。(はァー)
赤い具というのは、かまぼこ、エビの天ぷら、梅干し、人参など、なんでもいいようですね。

2012年3月3日土曜日

当世キーワード(20120303)


NHKラジオ第1 亀井肇さん(新語アナリスト)の「当世キーワード」による。
聞き手は、( )の相づちは、古谷敏郎アナ。

1)コンビニ・スイーツ男子
コンビニのスイーツ、いわゆる甘いもの好きの若い男性が「コンビニ・スイーツ男子」と呼ばれていますね。(はい)
かつては、男性が「甘いものが好き」といったことは公言しにくいことだったんですけれども、最近では、体育系の部員でも練習が終わると、スイーツを食べる姿を見られるようになっています。(あー、見ますねえ)
こうした現象は、コンビニでスイーツを買えるようになってから顕著、というふうに言われていますね。
洋菓子店なんかでしか購入できなかったときには、わざわざ洋菓子店にまで行くのは恥ずかしかったんですけれども(えゝ)、それがコンビニに並べられるようになると、周囲の目を気にすることなく買えるようになったから、と言われていますね。

2)絶対領域
女子中高生の制服姿の素足の部分を指す言葉が「絶対領域」という言葉なんですね。(はァ)
最近の私立の中高生の制服というのは、ギンガムチェックのものが増えて、太ももの半ばくらいまでの丈のものがほとんどなんですね。
そして、ソックスというのは、かつては足元でだらしなくまとめていたルーズソックスが主流だったんですけれども、今ではそうしたルーズソックスはほとんど見られなくなっていて、主流は膝頭の上まであるミニハイソックスなんですね。(はァ)
そのミニスカートとミニハイソックスのわずかな部分の素足の部分が絶対領域と名付けられているんですね。(はァー)
この絶対領域はスカート丈の四分の一程度が黄金比率と言われているんですけれども(はい)、この「少し感」というのが今時の男の子のハートをつかんでいるようですね。

3)囲碁ガール
小父さんたちの趣味と言われている囲碁に魅せられた二十代、三十代の若い女性が「囲碁ガール」と呼ばれていますね。(はい)
1998年の12月から2003年7月まで少年向けマンガ週刊誌に連載されたホッタユミ原作の『ヒカルの碁』を小学生時代に読んで囲碁が好きになった人が多いわけなんですね。(ふーン)
最初は囲碁団体の日本棋院が開いている初心者向けの講座を受けるんですけれども、ある程度のルールが分かってくると、同好の者たちがつくっています【囲碁アミーゴ】といった団体に参加することも多いわけですね。(ほゥ)
日本棋院や【囲碁アミーゴ】では、初心者に対しては、縦横の線の数が9本、正式にはこの路盤というのは19本あるんですね(はい)。で、その9本から始めることをすすめているわけなんですね。
これに慣れたら、マス目が多い13の路盤に進み、最後にプロの棋士が使う19路盤へと進むことになるわけなんですね。9路盤から始めることによって、ゲームの面白さを知り、そこから囲碁の奥の深さをだんだんと知っていくことになるようですね。
   




4)熱いぜ、横浜
新しく、プロ野球横浜DeNAベイスターズの監督に就任した中畑清さんのキャッチフレーズが「熱いぜ、横浜」なんですね。(はい)
中畑監督は現役時代は読売巨人軍でプレイしてきたんですけれども、派手なパフォーマンスや勝負強い打撃などで「ヤッターマン」だとか「絶好調おとこ」と呼ばれていたんですね。(ええ)
しかし、監督に就任してからは、絶好調というのは選手のものであって、監督になってからは球場に来ていただくファンといっしょに熱くなる必要があるとして、新しいキャッチフレーズを考え出したわけなんですね。(なるほど)

5)きよもん
今年のNHK大河ドラマの主人公の平清盛にちなんで、清盛が日宋貿易の拠点として開いた福原の港、大輪田の泊とも言われるんですけれども、その福原の港にあった兵庫県神戸市の平野商店街がつくったゆるキャラの名前が「きよもん」なんですね。(はい)
商品ラベルだとか街角の看板で現在活躍していますけれども、ライバルの源氏も含めますと、大河ドラマのゆかりの地となる場所も、京都、神戸、広島、下関、鎌倉、平泉と東北から九州まで広範囲となっていて(はい)、全国的な盛り上がりが期待されていますね。

(http://blog.livedoor.jp/berry6141159/archives/2462192.htm)より


2012年2月25日土曜日

当世キーワード(20120225)


NHKラジオ第1 亀井肇さん(新語アナリスト)の「当世キーワード」による。
聞き手は、古谷敏郎アナ。( )内は古谷アナの相づち。

1)すまん寝(ね)[ごめん寝(ね)とも]
インターネットの「猫好き」の人たちのサイトで話題を集めている猫の寝姿が「すまん寝」なんですね。(猫ですか?)はい。猫が両脚を丸くして、前で重ね合わせてその中に顔をうずめて寝ている姿なんですね。(はァ)
まるで人間が土下座して「ごめんなさい」と言って謝っているように見えることから、この名前がついているわけなんですね。(はー)
「ごめんなさい」という姿から「ごめん寝」とも言われるんですね。
和歌山電鉄の猫の駅長など、その愛くるしい姿からインターネットでは、猫をとりあげるとヒット率が高まるといわれているんですね。
http://www.wakayama-dentetsu.co.jp/

2)キャッシュ・フォー・ワーク
英語の頭文字をとって「CFW」と略すこともあるんですけれども、(アナ:はい) 民間のNPOが発展途上国などで行っている手法で、あるプロジェクトのために、その国の人たちを雇用して、仕事を通じて賃金を支払い自立への希望を与えるというのが「キャッシュ・フォー・ワーク」なんですね。
この手法を東日本大震災の復興のために、被災者を臨時雇用して仕事を通じて自立への希望を与える取り組みとしているわけですね。
福島県相馬市はこの取り組みによって、被災者自らの生活再建とコミュニティ形成につなげようとしているわけですね。働きの場は市内の仮設住宅で、昔の行商のようにリヤカーに積んだ野菜や生活用品を売って回り、時として一人暮らしの高齢者の話し相手となって孤独死を防ぐ一助とするわけなんですね。
従来のCFW、キャッシュ・フォー・ワークは、瓦礫の撤去など力仕事が主だったんですけれども、ボランティアに頼ってきた業務の一部を雇用に回すことで女性や高齢者も仕事に就くことができるわけですね。

3)寅カジ
映画「男はつらいよ」の主人公、フーテンの寅こと、車寅次郎のような着こなしを取り入れたカジュアルなファッションが「寅カジ」なんですね。(ほう)
ある女性ファッション誌が去年9月に特集したもので、男性的なおやじジャケット、ゆとりがあって長めの色パンツ、大きめで前あきのだぶシャツを三種の神器としてベージュ主体の組み合わせを提案しているわけなんですね。(はァー)
この雑誌の編集長は、「寅さんの着こなしというのは、イギリス紳士やイタリアの伊達男に通じる正当派」と説明していますね。(ほう)
ジャケットは肩にかけるだけで腕は通さず、ノーネクタイでも粋なんですね。
そんな感覚が女性ファッションの潮流であるイギリス調のマニッシュ、いわゆる男性的スタイルを表現するのにぴったりと述べていますね。(へえー)

4)ご飯だけホームステイ
外国人旅行者を自宅に招いて、家庭料理でもてなすホーム・ヴィジットが「ご飯だけホームステイ」なんですね。(はい)
日本の家庭の雰囲気を味わいたいと考える外国からの旅行者と、ホームステイ、つまり宿泊は少しハードルが高いけれども、食事くらいなら、と考える受け入れ側の家庭とのマッチングが「ご飯だけホームステイ」になるわけなんですね。(はい)
数時間の異文化との交流なんですけれども、双方にそれほど負担はなくて、お互いが満足することができるわけですね。

5)マン旅
札幌商工会議所が北海道マンガ研究会と協力して作成したウェブが「マン旅」なんですね。
マンガの舞台となっている札幌市内の風景をめぐる観光ルート地図である「サッポロ・マンガ・マップ」と風景にスマートフォンを向けて撮影すると、撮影した現実の映像の上に情報を重ね合わせて撮影することができるアプリケーションからなっているわけなんです。(はい)
札幌競馬場や北海道大学など、各地を、登場するマンガの場面と合わせて地図上で紹介しているわけなんですね。(はい)
マンガに登場する札幌市内を紹介しながら、札幌の魅力をピーアールしようというものなんですね。
人気マンガの「高校デビュー」だとか「最終兵器、彼女」などに登場した観光名所のほか、観光コースも掲載しているわけですね。



2012年2月18日土曜日

当世キーワード(20120218)


NHKラジオ第1 亀井肇さん(新語アナリスト)の「当世キーワード」による。聞き手は古谷敏郎アナ。

1)レシート クーポン
スーパーにおきまして、レジで清算をすませた際に、購入した商品や過去の購入履歴などを基にして、その人が次に買いそうな物のクーポンを瞬時に出すサービスが「レシート・クーポン」なんですね。(アナ:はい)
大手スーパーのチェーンストアのレジに導入されているんですけれども、クーポン券は全ての客に発行されるのではなくて、その商品に興味や関心がありそうな人を狙って発行するので、発行された人にとってはお得感が増し、次回にそのクーポンの商品を購入する割合は多くなるわけなんですね。(アナ:ほー)
また、小売店にとってはお客さんの次の来店につなげることができて、その際にはクーポンの品物だけではなくて、別の品物の購入も期待できるわけなんですね。メーカー側も効果的な販売戦略を立てることができるわけですね。

2)ぺにー・ハーベスト・プログラム 日本版
ぺにーというのは「小銭」、ハーベストは「収穫」とか「取り入れるということ」を意味していまして(アナ:はい)「ペニー・ハーベスト」はアメリカで生活に困った人々を助けようと、子供たちが小銭を集めたのをきっかけとして始まった教育プログラムなんですね。(アナ:はー)
ハリケーンの被災地支援などのために、子供たちが募金活動から寄付金の送り先まで話し合って決めるというのが特徴となっているんですね。(アナ:はー)
子供たちは話し合うことで、困っている人たちに対する考えが深まるうえに、募金を通じて地域の人と関わることもできるわけなんですね。
この教育プログラムを東日本大震災にも適用しようと日本の学校関係者に対して呼び掛け、公益社団法人「日本フィランソロピー協会」では、それについてサポートしているわけなんですね。(アナ:はあ)
子供たちが寄付について議論することで物事を決める大切さなどを学ぶ狙いもあるわけなんですね。

3)千葉県サイクルツーリズム
環境や健康に対する意識の高まりを受けて、千葉県が自転車で遠出する人の裾野を拡げ、首都圏からの来訪者を増やすために取り組んでいる活動が「千葉県サイクルツーリズム」なんですね。(アナ:はい)
千葉県の房総地方はなだらかな道が多く、自然豊かなんですね。千葉県内の市原市やいすみ市、大多喜町などの中房総と南房総市や鴨川市などの南房総をモデル地域に設定して、初級・中級・上級のレベル別にモデルコースをきめているんですね。(アナ:はい)
サイクルステーションと名付けた休憩場所を道の駅などに設け、自転車用のラック、つまり置き場だとか工具、空気入れなども使えるようにしているわけなんですね。千葉県のマスコットキャラクターであるチーバくんをあしらったロゴもつくっていますね。
http://www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/miryoku/chi-ba-kun/

4)U(アンダー)団塊
サッカーで「アンダー20」というと、20歳以下のプレーヤーによるゲームを意味するわけですね。(アナ:はい)Uというのはアンダー(under)の頭文字をとったもので、その年齢以下を指しているわけですね。それをもじったもので「アンダー団塊」は団塊世代以下の年齢の人たちを意味しているわけなんですね。(アナ:はい)
団塊世代が戦後の1940年代後半生まれの人を指すのに対して、それ以降の生まれなんですね。(アナ:ふーん)
この言葉が誕生したのは新しく総理大臣に就任した野田佳彦氏が1957年・昭和32年生まれということにあるわけなんですね。(アナ:はい)
前任の菅直人氏が1946年・昭和21年生まれ、さらにその前任の鳩山友紀夫氏が1947年・昭和22年生まれと団塊世代だったのに対して、約10歳年下の野田氏が登場してくることによって、一気に政治の世界が若返ったとも言われているわけですね。