2011年11月10日木曜日

当世キーワード(20111105)


NHKラジオ第1、新語アナリスト亀井肇さんの「当世キーワード」による。

1)秋葉原インターナショナルスクール
NPO法人の「秋葉原観光推進協会」が2011年3月より、海外からの観光客に対して「アキバの魅力」をもっと発信したいと始めたプロジェクト。架空の「秋葉原インターナショナルスクール」を設定して、その学校で学ぶフランス、韓国、インド、アメリカ、ロシア、中国からの留学生と日本の女子高校生2人の計8人のキャラクターが観光客に「おもてなし」を行う。国内外のイベントでプロモーションビデオに出演し、アキバの魅力を語りかけるのである。08年の無差別殺傷事件や11年3月の東日本大震災、原発事故によって秋葉原を訪れる外国人が激減したことに対して、積極的に外国人客に呼び掛けるためのプロジェクトである。7月からは「おもてなしマーク」による取り組みを本格化させている。マークは、プロジェクトに参加し、(1)英語が話せる店員がいる、(2)外国語のメニューや説明文がある、といった基準を満たした店のレジなどに置かれる。海外からの観光客が「日本語が話せなくても大丈夫」と安心して入れるようにという意図である。国内に対しては会話が多いケータイ小説『あきばスクランブル』の連載を5月から始め、アキバを舞台にした学園ドラマを展開している。
http://dic.yahoo.co.jp/newword?ref=1&index=2011000589より

2)ハダラン(はだしランニング)
「裸足ラン」と略されることもある。ランニングやウォーキングを裸足で楽しむ方法。芝生や土の上を裸足でジョギングをすることによって、普段使わない筋肉を鍛えることができたり、芝生や土に直接触れることで解放感を味わえるといった理由で、愛好者が増えている。専門家は「かかとでなく、つま先に近い部分で着地する」「足をつくのは体の前方ではなく真下で」といったアドバイスを行っている。裸足ランニングの愛好者は、いつも靴の中で圧迫され縮こまっている指が伸び伸びとし、地面のでこぼこした感触や砂が足にかかるのが気持ちいいという。靴を履いたランニングは靴底のクッションに頼る部分が大きいが、クッションがないので膝や腰に負担の少ないフォームが自然と身につき、バランスを取りながら走ることで体幹も鍛えられるとされる。ただ初心者は怪我の心配もあるので、芝生や砂浜など柔らかい地面から始めることが必要である。路面の状態が見えにくい夜間も避けた方が良い。
http://dic.yahoo.co.jp/newword?ref=1&index=2011000592より

3)コミュニティカフェ
住民が気軽に立ち寄り交流することができるようにと、地方自治体が推し進めている施設。「地域の茶の間」ともよばれている。そうした施設で多世代が集まり顔なじみを作ることによって、高齢者や子育て世帯なども安心して暮らせるようにという意図がある。運営主体はNPO法人(特定非営利活動法人)や個人、任意団体などである。自治体や社会福祉協議会と連携するものもある。参加費やお茶代などがかかることもあるが比較的負担は軽めである。ソフト面での支援に力を入れる自治体もあり、東京都世田谷区の場合、財団法人世田谷トラストまちづくりを通じ、空き家や自宅を開放するオーナーに対してコンサルティングや専門家の派遣を行っている。国も2011年度の「地域支え体制づくり事業」に270億円の予算を付けて、高齢者を地域で支える事業を推進している。
http://dic.yahoo.co.jp/newword?ref=1&index=2011000595より

4)ホワイト ガウラーメン
千葉県袖ケ浦市がご当地グルメとして盛り上げようとしているラーメン。牛乳を使った白いスープのラーメンである。千葉県は酪農発祥の県であり、袖ケ浦市は酪農の盛んな町で、牛乳生産量は県内トップクラスである。そうしたことから牛乳を使ったラーメンを開発しようと、市内の中華料理店の大衆中華ホサナが創作したもので、2011年2月に開かれた袖ケ浦ご当地グルメ王座決定戦「袖-1グランプリ」でグランプリを獲得している。「ホワイト」は牛乳の白、「ガウラ」は袖ケ浦市のマスコットキャラクターの名前、それに「ラーメン」を組み合わせて命名したものである。現在市内の4店および東京ドイツ村や袖ヶ浦公園レストハウス菖蒲などでメニューに載せている。市観光協会ではご当地グルメとして盛り上げるためにスタンプラリーや市民応援団の結成などを行っている。
http://dic.yahoo.co.jp/newword?ref=1&p=%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%AC%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3&index=2011000598 より

5)名古屋めし
愛知県名古屋市を発祥の地とする名物食べ物、および他の地域発祥だが名古屋において独特の発展をしている食べ物を指してそういう。代表的なものとして、ひつまぶし〔註1]、味噌カツ、味噌おでん、天むす[註2]、手羽先唐揚げ、あんかけスパゲッティなど、いろいろある。
こうした名古屋めしをテーマとした食べ歩きイベントの名古屋めし博覧会が先月7日から今月20日まで、市内の飲食店で開かれている。
小判形式のチケットを購入して市内の協賛店を食べ歩くという形式をとっているが、名古屋市が主催していて、博覧会の特別メニューは通常価格よりも安く食べられるようだ。

註1 http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13042857/dtlrvwlst/310668/
註2 http://www.weblio.jp/content/%E5%A4%A9%E3%82%80%E3%81%99

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