2011年11月20日日曜日

当世キーワード(20111119)


NHKラジオ第1 亀井肇さん(新語アナリスト)の放送による。

1)メール夫婦
ある大手保険会社が一昨年6月に行った「夫婦間コミュニケーションに関する調査」結果によると、夫婦間の意思疎通のために携帯電話のメールを利用した経験がある人は97.6%に達しているという。(古谷アナ:へェー)
こういう夫婦を指してメール夫婦と呼ぶわけです。
結婚してから5年以上経過した既婚男女1000人を調査したものだ。電話などは相手がすぐに電話口に出て対応することが求められるが、メールならば相手は都合の良いときに目を通して、それから応えればいいという使い勝手の良さが理由となっているみたいだ。メールの内容は「帰宅時刻」「買い物などのお願い」「食事の有無」などとなっているようだ。
(蛇足:我が家もメール夫婦だ。ただし、ワン パターン。「ちと飲んで帰るから、食事はいりまへ~ん。」「は~い」)

2)ミニ・カード
お土産やちょっとした贈り物などに言葉を添えるときに付ける一筆箋に代わって登場してきた、名刺サイズよりさらに小さなカード。つまりミニ一筆箋と言ってもいいと思う。
メッセージはほんの一言しか書けないが、そこがかえってメールで短い言葉を書いている若い世代の人たちに受けているわけだ。
一筆箋では少し大きすぎて、何を書けばよいのか、とまどうことがあるが、ミニ・カードだと、1行か2行ですませることができるから、という風に言われていますネ。
東京・銀座の有名文房具店では、両腕を広げたパンダやウサギの形をしたメッセージ・カードの売れ行きが好調といわれている。動物のカードのお腹の部分にメッセージを書いて、腕を折りたたむと、動物がメッセージを抱いたような格好になっているのが女性たちに受けているようなんです。そのほか、リンゴや洋梨の絵柄をプリントしたものなども並べられている。

3)節煙料理
火を使う時間をなるべく減らして節電にもつながる調理法が節煙料理なんですネ。
ある婦人雑誌の「読者・友の会」が約20年前に考案したのが、保温効果によって、置いておくだけで料理ができる「鍋帽子」ですネ。(アナ:ホウ)
古着を再利用した厚手の布製カバーで、加熱時間を大幅に短くすることができて、ガスや電気を省エネすることができるわけですネ。(アナ:はアー)
例えば、沸騰後の加熱が約1時間必要な煮豆など、鍋帽子をかぶせると、加熱は10分から25分くらいで、40分必要なカレーなどの煮込み料理も10分から15分ですませることができるンですネ。
加熱時間が短いことで、室内の温度上昇を防ぐこともできるのでエアコンの節電効果も期待できるわけです。
食材を工夫して、加熱時間を縮めることもできる。

4)ピンク男子
ピンク色のジャケットやコート、Tシャツを着たり、パンツをはいたり、スカーフをまいたり、バッグを持ったりと、どこか1点以上ピンク色のものを身につけている男性をいう。
今年の6月に行われたミラノとパリの[2012年メンズコレクション]では、有名ブランドが続々とピンクを取り入れたファッションを発表していた。ブランド側は「ピンクを女性だけのものにしておくことはない」「世の中を覆っている閉塞感をピンク色で打破したい」といったコメントを発表しているが、男性のファッションも様々な色を取り入れるようになっていて、使用しても、まったく違和感は生じないようになってるンじゃないか、と思いますネ。

5)小父靴
紳士用革靴のデザインを取り入れた婦人靴が小父靴と呼ばれる。いわゆる「おじさんぐつ」を略したものだが、「おとこぐつ」とも呼ばれる。
ウィングチップと呼ばれ、鳥の翼に似た曲線の飾りや切り返しをつま先部分にほどこしたひも靴やモカシンのような縫い目を入れたローハーなどの婦人靴なんです。
仕事でスーツを着る時に履いたり、ジーンズなどのカジュアルな装いのアクセントにしたり、応用範囲が広いことから、拡がってきているわけだが、紳士靴風のデザインは足を入れる部分がくるぶしより低い位置にあるために、足首を細く見せる効果があるとも言われている。

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