2012年1月21日土曜日

当世キーワード(20120121)


HKラジオ第1 亀井肇さん(新語アナリスト)の「当世キーワード」による。

1)ハイタッチ会
アイドルのファンの集まりの新しい傾向が「ハイタッチ会」なんですネ。
これまではファンの集まりにおいては、サイン会だとか握手会などが主流だったんですけれども、最近はアイドルとファンとのハイタッチに替わってきているわけなんですネ。何故こうした傾向になったかの原因については、サイン会や握手会では、握手の際にアイドルと短い会話を交わしたいというファンが多いことによるわけなんですネ。(古谷敏郎アナ:はァ)
いくら短い会話といっても、集客人数が多く、それらが積み重なるとイベント時間が長引いてしまうことになるんですネ。
ハイタッチ形式ならば「タッチ」だけの時間ですむのであって、その分多くのファンとの交流を深めることができる、ということにあるようなんですネ。(アナ:なるほど)

2)婚活サイクリング
出会いを求める男女が自転車に乗ってサイクリングをしながら、会話を楽しむ活動が「婚活サイクリング」なんですネ。(アナ:はい)
イベントでは講師に自転車の乗り方の基礎を教わったのち、男女がそれぞれ一列に並んで先頭の交代を繰り返しながら、自己紹介を行うわけなんですネ。(アナ:はァー)
そのあと、サイクリング・ロードに出て、海沿いを走って、開放感たっぷりの堤防で会話を楽しんでいるわけなんですネ。
サイクリングの後は、近くの施設で飲食付きのパーティーを開催しているようなんですけれども、好みの相手を用紙に書いて、それらがお互いに一致したら、カップル誕生ということになるわけなんですネ。(アナ:ほう)
千葉県千葉市などで開かれるようになっていて、一昨年の6月と12月の開催時には、20代から50代の男女約15人ずつが参加して、いずれも3分の1程度、カップル誕生となる高い成功率であったといわれていますネ。(アナ:へー)

3)口(くち)コミ・マーケッティング
インターネットのブログなどのソーシャル・メディアで、洋服や化粧品、食品、美容器具などについて、企業が宣伝のために、個人の書き手に書いてもらう企業ピーアールの手法が「口コミ・マーケッティング」なんですネ。
個人がその商品を本当に気に入ってブログの書き手にも知ってもらいたいということから、感想を書くのならいいんですけれども、最近ではブログの書き手と企業をつなぐ仲介役の企業もできているわけなんですネ。(アナ:ホー)
広告主の企業が書き手にお金を支払う場合もあれば、商品を提供したり、特典を与えたりするケースもあるといわれていますネ。(アナ:ふーン)
聴視者はそうした書き手と企業との関係に気づかないまま読んでしまい、それが宣伝目的かどうか分からないことが問題となっているようですネ。

4)コンカツ女
この場合の「こんかつ」は、片仮名で「コンカツ」と書きます。
ハイヒールや底の堅い靴を履いてコンクリートの上をコン、コン、カツ、カツ―コンカツ、コンカツと大きな靴音をたてて歩く女性が「コンカツおんな」と呼ばれるわけなんですネ。
ミュールというサンダルを履いて歩くときに、ういた踵(かかと)と着地する際にヒール部分を地面に打ちつけて駅の階段をガンガンと大きな音をたてながら歩いている女性をカスタネット娘というのと同じなんですネ。(アナ:はァ)
美術館などで静かに絵を鑑賞したいと思っているときに、そばからコンカツ、コンカツと(笑い)歩かれると、気が散って絵に集中できなくなってしまうわけなんですネ。
美術館に絵の鑑賞に行こうという気持ちになったならば、履き物ぐらいには気を付けてほしいという投書が、ある新聞に掲載されていましたネ。

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