2012年2月18日土曜日

当世キーワード(20120218)


NHKラジオ第1 亀井肇さん(新語アナリスト)の「当世キーワード」による。聞き手は古谷敏郎アナ。

1)レシート クーポン
スーパーにおきまして、レジで清算をすませた際に、購入した商品や過去の購入履歴などを基にして、その人が次に買いそうな物のクーポンを瞬時に出すサービスが「レシート・クーポン」なんですね。(アナ:はい)
大手スーパーのチェーンストアのレジに導入されているんですけれども、クーポン券は全ての客に発行されるのではなくて、その商品に興味や関心がありそうな人を狙って発行するので、発行された人にとってはお得感が増し、次回にそのクーポンの商品を購入する割合は多くなるわけなんですね。(アナ:ほー)
また、小売店にとってはお客さんの次の来店につなげることができて、その際にはクーポンの品物だけではなくて、別の品物の購入も期待できるわけなんですね。メーカー側も効果的な販売戦略を立てることができるわけですね。

2)ぺにー・ハーベスト・プログラム 日本版
ぺにーというのは「小銭」、ハーベストは「収穫」とか「取り入れるということ」を意味していまして(アナ:はい)「ペニー・ハーベスト」はアメリカで生活に困った人々を助けようと、子供たちが小銭を集めたのをきっかけとして始まった教育プログラムなんですね。(アナ:はー)
ハリケーンの被災地支援などのために、子供たちが募金活動から寄付金の送り先まで話し合って決めるというのが特徴となっているんですね。(アナ:はー)
子供たちは話し合うことで、困っている人たちに対する考えが深まるうえに、募金を通じて地域の人と関わることもできるわけなんですね。
この教育プログラムを東日本大震災にも適用しようと日本の学校関係者に対して呼び掛け、公益社団法人「日本フィランソロピー協会」では、それについてサポートしているわけなんですね。(アナ:はあ)
子供たちが寄付について議論することで物事を決める大切さなどを学ぶ狙いもあるわけなんですね。

3)千葉県サイクルツーリズム
環境や健康に対する意識の高まりを受けて、千葉県が自転車で遠出する人の裾野を拡げ、首都圏からの来訪者を増やすために取り組んでいる活動が「千葉県サイクルツーリズム」なんですね。(アナ:はい)
千葉県の房総地方はなだらかな道が多く、自然豊かなんですね。千葉県内の市原市やいすみ市、大多喜町などの中房総と南房総市や鴨川市などの南房総をモデル地域に設定して、初級・中級・上級のレベル別にモデルコースをきめているんですね。(アナ:はい)
サイクルステーションと名付けた休憩場所を道の駅などに設け、自転車用のラック、つまり置き場だとか工具、空気入れなども使えるようにしているわけなんですね。千葉県のマスコットキャラクターであるチーバくんをあしらったロゴもつくっていますね。
http://www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/miryoku/chi-ba-kun/

4)U(アンダー)団塊
サッカーで「アンダー20」というと、20歳以下のプレーヤーによるゲームを意味するわけですね。(アナ:はい)Uというのはアンダー(under)の頭文字をとったもので、その年齢以下を指しているわけですね。それをもじったもので「アンダー団塊」は団塊世代以下の年齢の人たちを意味しているわけなんですね。(アナ:はい)
団塊世代が戦後の1940年代後半生まれの人を指すのに対して、それ以降の生まれなんですね。(アナ:ふーん)
この言葉が誕生したのは新しく総理大臣に就任した野田佳彦氏が1957年・昭和32年生まれということにあるわけなんですね。(アナ:はい)
前任の菅直人氏が1946年・昭和21年生まれ、さらにその前任の鳩山友紀夫氏が1947年・昭和22年生まれと団塊世代だったのに対して、約10歳年下の野田氏が登場してくることによって、一気に政治の世界が若返ったとも言われているわけですね。

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